ワークショップ論文の投稿規程
投稿規程では,ソフトウェア工学の基礎ワークショップ論文集に掲載される論文の種類や査読の有無などを定めています.
こちらをご覧ください.
各賞の表彰規程
優秀発表賞(2025年度より)
- 目的
- 深い問題提起や優れたプレゼンテーションを行うなど参加者に大きな貢献を与えた優秀な発表者を表彰する.
- 対象
- 発表形態に応じて,以下の 4 つのカテゴリそれぞれにおいて,優れた発表者(必ずしも筆頭著者ではない)に優秀発表賞を授与する.
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- フルペーパー発表
(研究論文・フルペーパー)
- ショートペーパー発表
(フルペーパーを除く研究論文,及び実践論文)
- ショートプレゼンテーション
(ライブ論文で「ショートプレゼンテーション」を行ったもの)
- ポスター発表
(ライブ論文で「ポスター発表」を行ったもの,及びポスター・デモ発表)
ただし,次に該当する者については,表彰の対象者には含めない:
- 過去に同カテゴリで優秀発表賞(貢献賞)を受賞したことのある者
- 当該年度の IEEE 表彰(FOSE Young Researcher Award)を受賞する者
- 選考
- 原則として参加者による無記名投票で表彰対象者を決定するが,その方式はワークショップの PC 委員長に一任する.
- 表彰件数は表彰対象カテゴリごとに発表件数の 10% 程度を目安とし,20% を上限とする.
なお,当該カテゴリの発表件数が 10 件に満たない場合は 1 件を上限とするとともに「該当者なし」も許すものとする.
その判断はワークショップのPC委員長が行う.
※発表件数の母数には過去の受賞等で対象外となった発表も計上する.
- その他
- 本規程については,毎年,FOSE PC 委員会で議論して,必要に応じて見直しを行う.
- (2025年7月15日:プログラム委員会の審議を経て制定)
貢献賞(2024年度まで)
- 目的
- 深い問題提起や優れたプレゼンテーションを行うなど参加者に大きな貢献を与えた発表者を表彰する.
- 対象
- 査読された論文(フルペーパとショートペーパ)の第一著者を対象とする.
- フルペーパの著者1名とショートペーパの著者1名を選考する
- 選考
- ワークショップの参加者の投票により決定する.
- その他
- 主査およびプログラム委員長の判断により賞金あるいは賞品を贈呈できる.
- 貢献賞あるいはライブ論文ポスター賞を過去に受賞した著者は選考の対象外とする.
- 貢献賞(フルペーパ部門)の受賞者はその年度の貢献賞(ショートペーパ部門)の同時受賞はできない.
- 貢献賞の受賞者はその年度のライブ論文ポスター賞の同時受賞はできない.
ライブ論文ポスター賞(2024年度まで)
- 目的
- 深い問題提起や優れたプレゼンテーションを行うなど参加者に大きな貢献を与えた発表者を表彰する.
- 対象
- ライブ論文とポスター発表の第一著者を対象とする.
- ライブ論文とポスター発表の著者から1名を選考する.
- 選考
- ワークショップの参加者の投票により決定する.
- その他
- 主査およびプログラム委員長の判断により賞金あるいは賞品を贈呈できる.
- 貢献賞あるいはライブ論文ポスター賞を過去に受賞した著者は選考の対象外とする.
IEEE CS Japan Chapter FOSE Young Researcher Award
- 目的
- FOSEワークショップに投稿された論文の中で優秀な若手の論文を表彰する.
- 対象
若手研究者による優秀な採択論文について,その論文の第一著者を対象とする.対象者は次の条件を満たすことが求められる.
(1) 受賞年の1月1日現在で,35歳未満であること
(2) IEEE会員である,もしくは,受賞日までにIEEE入会手続きを行うこと
選考プログラム委員会で協議の上決定する.その他本賞を過去に受賞した著者は選考の対象外とする.本賞の受賞者はその年度の貢献賞やライブ論文ポスター賞の同時受賞はできない.
コンピュータソフトウェア誌との関連制度
FOSE推薦論文制度
- 目的
- FOSEワークショップに投稿された論文の中で優秀な論文をコンピュータソフトウェア誌へ推薦する.
- 対象
- 査読の平均スコアの高い論文および査読者が推薦する論文.
- 選考
- プログラム委員会で協議の上決定する.
- 論文の査読結果にもとづき通常論文またはレター論文として推薦する.
- その他
- 推薦論文は推薦された年度でなく翌年以降でも推薦論文として投稿できる.
連携投稿論文制度
- 目的
- FOSEワークショップに投稿された論文を拡充してコンピュータソフトウェア誌のFOSE特集号へ投稿することを促進させる.
- FOSEワークショップの査読結果を参考にして,首尾一貫した査読を行う.
- 一般投稿よりも投稿締切を遅くし投稿を勧める.
- 対象
- FOSEワークショップに投稿された論文.
- 査読
- 担当編集委員は特集号ゲストエディタであるワークショッププログラム委員長とする
著作権関連
二重投稿について
FOSEワークショプへの二重投稿は禁止します.ただし,二重投稿の定義は以下の通りとします.
- 二重投稿:
- 既発表の内容,あるいは査読を伴う論文誌等(国際会議,シンポジウム,ワークショップを含む)に投稿中の内容と同一または極めて類似した内容が,少なくとも 1 名の同一著者によって FOSE ワークショップへ投稿された場合,記述言語を問わず,これを二重投稿とみなす.
- 既発表の例外:
- 全国大会や研究会等,査読を伴わないかたちでの発表に関しては,既発表とは見なさない.大学での学位論文,大学・企業等での紀要や技術報告も既発表とは見なさない.
- 投稿中とは:
- 当該論文が投稿されてから,次のいずれかに該当する日までとする:
(a) 採録となった場合:当該論文が刊行されるまで.
(b) 不採録となった場合:著者へ不採録が通知されるまで.
(c) 著者が取り下げた場合:取り下げが受理されるまで.
- 例外:
- FOSEワークショップのポスター・デモセッションへ他学会等で既発表の内容を投稿することは可能とする.
他学会が著作権を持つ研究会論文(査読されていない)の投稿について
他学会が著作権を持つ論文をそのままの形でFOSEワークショップへ投稿することはできません.他学会の持つ著作権を侵害しないような形で投稿してください.著作権を持つ学会により,規定が異なりますので,当該学会の規定に則った対応をしてください.
学会によっては,対象著作権の譲渡の取り下げが可能な場合もあるようですので,その場合は著作権の返還を受けることも検討してください.
FOSEワークショップ論文の公開
FOSEワークショップの論文は近代科学社から出版されているため,著者が自由に公開することはできません.近代科学社に了承いただいている公開範囲は以下の通りです.
- 原則:
- 各論文の著者の所属先内での公開(限られた範囲での公開)であれば,該当論文の全ページ公開可能です.この場合でも,論文集全体の公開はできませんので,著者の論文のみの公開(一部のみの公開)に限定されます.また,各論文の公開に当たっては出典を明示してください.
また,近代科学社へ公開する旨を連絡して下さい.
- 一般公開可能な例外:
- 各論文の1ページ目のみの公開であれば一般公開可能です.この場合も出典を明示し,近代科学社へ公開する旨を連絡して下さい.